割とましな部類、副詞用法だ。とてもよく出るけど、そこまで僕らの邪魔をしないいいやつだ。
なぜなら、副詞のカタマリは、なくても文が成り立つからだ。名詞のカタマリは、隠すと意味が通らなくなる。
というわけで、隠しても大丈夫そうならそいつは副詞な気がする。責任は取らない。
①Robert was in the music room yesterday to practice the piano.
(ロバートは昨日、ピアノを練習するために音楽室にいた。)
②He practices hard to be a good pianist.
(彼は立派なピアニストになるために一生懸命練習している。)
③He is working hard to save money.
(彼はお金を稼ぐために懸命に働いている。)
④He is going to visit New York to see a musical.
(彼はミュージカルを見にニューヨークに行く予定だ。)
ね?なくてもいいでしょコイツら?ね?ね?
消せたら副詞句である可能性が高い、と覚えておきましょう。最も、4-3で痛い目を見ますが。
まあ、あとは、訳的にもそうとしか(~のために、としか)訳せない
それより心配なのは、例えば
①のin the music roomがカタマリで副詞句
②③のhardが副詞
こっちが理解できているか、なのであった。
あとですね、このカタマリたち、文頭に持ってくることもできます。その時、コンマを付けることが多いです。
重要な二つの表現があります。少なくともin order toは絶対に覚えましょう。
To不定詞を、明らかに副詞句であるとアピールする場合、以下を使うことがあります。
⑴in order to
⑵so as to
⑤Why do you study English?
(なぜ英語を勉強するの?)
To communicate with people all over the world.
(世界中の人々と意思疎通するためにだよ。)
これが分からない人は基本を忘れている。
疑問文の答えは省略されるということを、である。
つまり⑤の省略前の形は以下なのである。
I study English to communicate with people all over the world.
この部分が省略されていることに気づけば、もう副詞用法一直線である。
「世界中」はall over the worldが万能なので覚えておこう。
満点狙い以外は放置しましょう。難しいので。
感情の理由を表す副詞用法、というのがありますが、これを中途半端に学ぶとルールが壊れます。
We are glad to hear the news.
(私たちはそのニュースを聞けて嬉しい)
ここまであえて言わなかったけど、副詞用法はふつう、動詞を修飾する。
だけどこの場合だけは、形容詞を修飾していると考えるのである。(ある意味、be動詞を修飾しているでもいいじゃんとか思うけど。僕はこの辺凄く雑です。どうでもいいからです。)
あるとしたら、英作文での出題になるんじゃないかな。