第5文型は第4文型と似ているため、その判別が問題になります。
Key Point 2で分かるように、同じ動詞ですら平気で裏切ってきます。
仕組み自体はとても特徴的なのです。
S V O C
超重要なことは、O=Cという関係が成り立つことです。
ここで覚えておきたいのが、英語というのは結構語順のまま訳す方が意味が分かるということです。
第5文型は「SがOをVする(ことで),OはCだ。」みたいに訳せます。
嘘か真か、これで直訳してみて、それっぽい日本語に直してみましょう。
① Please call me Beth.
いきなり命令文はどうなのよ?と思う例文です。命令文の主語は「You」ですから・・・
直訳「あなたは 私を 呼ぶ 私は ベスだ」
意訳「あなたは私をベスと呼ぶ」
② The soccer game made me nervous.
さあ、来ました第5文型の難所、make O C 「OをCにする」。絶対覚えよう。
直訳「そのサッカーの試合は 私を した 私は イライラする」
意訳「そのサッカーの試合を見ていて私はイライラした」「そのサッカーの試合に私はイラついた」など。
③ Please leave me alone.
また命令文・・・。はい、このleaveも嫌なleave。5文型では「放っておく、そのままにしておく」
直訳「あなたは 私を 放っておけ 私は 一人」
意訳「私のことは放っておいてくれ」
難しいのでいかにも出題されそうである。
以下、残りは一気に行きましょう。
④ We must keep our uniforms clean.
直「私たちは ユニフォームを 保つ ユニフォームは きれい」
意「私たちはユニフォームをきれいにしておかねばならない。」
⑤ We painted the bench white.
直「私たちは そのベンチを 塗った そのベンチは 白い」
意「私たちはそのベンチを白く塗った。」
⑥ Beth found the sports program boring.
直「ベスは その試合が 分かった その試合は 退屈だ」
意「ベスはその試合が退屈だとわかった。」
⑦ What did you name your team?
直「あなたは そのチームを 名付けた そのチームは 何だ」
意「あなたはそのチームに何という名前をつけたの?」
We named it ”The Reds.”
直「私たちは それを 名付けた それは 「The Reds」だ」
意「私たちはそれに「The Reds」と名付けた。」
最後の⑦は、先に回答を理解しよう。
We named it ”The Reds.”
この、”The Reds”がwhatになって文頭に来ているわけだね。難しいですね。つまり、出題されますよね。
下線部を問う疑問文にしろ、みたいに。
これもまあ良く出題されます。でも、あんまり種類がないので、対策しとけば点取れます。取れ。
要は、⑧と⑨の文型をどう判別するか、ということです。
第4文型ならば、S V O O 「SはO(ヒト)にO(モノ)をあげる。」ヒト≠モノ
第5文型ならば、S V O C 「SはOをVする(ことで)OはCだ」O=C
これの意味するところは、勝負はラスト2語句で決まるということだ。
⑧ Beth made the team chocolate cookies.
⑨ We made Beth captain of our team.
⑧は、そのチーム(単数)≠チョコクッキー(複数)であるから第4文型。いや、チームをチョコにするかもしれないじゃん、という人は漫画の読みすぎである。というか、単数複数が合わないでしょう。
⑨は、Beth=チームのキャプテンなので第5文型。
というわけで訳は以下。
⑧ ベスはそのチーム(のため)にチョコクッキーを作った。
ちなみに、書き換えるとBeth made chocolate cookies for the team.
⑨ 私たちはベスをチームの主将にした。
ここでcaptainにtheをつけても構わないと思います。出題するなら和訳になると思うので、気にしなくてよいでしょう。
はい、これにてやっと文型終わり。
ここまで来て第1文型から読み直すと、最初に言いたかったことが伝わると思います。