Lesson3の2では第4文型が出てきます。
第4文型は、第3文型への書き換えという問題が出題されるのですが、これの理屈が分かれば得点源になります。
何が起きてもこの問題だけは取れるようになりましょう。
第4文型の要素はS V O1 O2 です。
もっと簡単に覚えましょう。S V 人 モノ です。
しかも訳が超簡単です。「Sは人にモノをあげる」。
基本的にこれだけです。
さらに、この文型を取れる動詞は決まっており、テキストに載っているもので高校範囲すらカバーできてしまいそうです。一応覚えましょう。(例外に、denyという動詞がありますが、調べたい人は調べてください。)
では本当にそうなっているのか見てみましょう。
① Maria’s father gave her a new smartphone.
マリアの父は、彼女(マリア)に新しいスマホをあげた。
② Please pass me the smartphone on the table.
テーブルの上のスマホを私に渡してください。
③ Could you show me the photo?
その写真を私に見せてくれませんか?
④ Can you send me the photo by e-mail?
その写真をメールで私に送ってくれませんか?
①~④いずれも、「人にモノをあげる」といったニュアンスになっていませんか?
というわけで、実は一番簡単まであるのが、第3文型なのです。
ここからは発展内容のため読み飛ばしてオッケー。
接続詞のthatで、名詞節用法(~ということ、的なアレ)を習ったのは覚えているでしょうか。
I think that he is a teacher.「彼は先生だ(ということ)と思う」
これをtellでも使えます。
Sam told me that he would be back soon. 「サムは自分がすぐに戻ってくる(ということ)と私に言った。」
名詞節は当然名詞扱いなので、こういうことはよくあります。
tellは、相手に情報を伝える(=与える=あげる)なので、これもルール通りですね。
ちなみに、直接渡せないものについて情報を伝えるときはaboutがつくそうです。
Please tell me about yourself. 「あなた自身について教えてください。」
yourselfは「あなた自身」なので、あなた自身を渡すわけではないのでaboutを使うそうです。面倒ですね。
⑤ Our teacher told us an interesting story yesterday.
先生は昨日、私たちに面白い話を話してくれた。
Our teacher told an interesting story to us yesterday.
⑥ Did you make Janet lunch yesterday?
昨日ジャネットに昼食を作ってあげましたか?
Did you make lunch for Janet yesterday?
⑦ My father bought me a new computer.
父は私に新しいPCを買ってくれた。
My father bought a new computer for me.
第4文型から第3文型への書き換えがテーマです。
そして、サービス問題として5点分くらい出してくれるでしょう。ぜひ取りましょう。
要は、第3文型に変形すると、以下のいずれかになるというわけです。
S V モノ to 人
S V モノ for 人
(S V モノ of 人 というイレギュラーがありますが、askだけの特殊用法。)
するとここで、こんな分類が出てくるわけです。
①give型はto
②buy型はfor
いちいち覚えるの面倒なので、のんのん流の見分け方は以下です。
①give型は、「相手に直接モノを届ける」イメージ
例えば、give「与える」は、相手にモノを届けるわけですからこちらです。
②buy型は、「届ける相手のことを思っている」イメージ
例えば、buy「買う」は、買った相手の喜ぶ顔を想像しながら買う、つまり相手にはまだ届いていない。
こんな感じで考えています。意外とマッチすると思います。やってみてね。
この考え方でダメならそれを例外として覚えるわけですよ。