S V O C Mなどの区別はついたでしょうか?いや、つくはずもありません。道はまだ長いです。
悪夢のような文型達の中で、唯一簡単と言えるようなやはりそうでもないのが第2文型です。
③ My dog is cute.
私の犬はかわいい。
第2文型とは、S V Cとなる文型です。
そして、S=Cの関係が成り立つという強力な判別方法があります。
③の例文を見ればわかるように、(My dog)=(cute)という関係が成り立っています。
そして、「=」を表すのに、be動詞が用いられることが非常に多いのです。
例外がKey Point 2なのですが、これもまた、種類は多くありません。第2文型は必ず正解しましょう。
ただし、注意すべきことがあります。
C(補語)になれるものは、「形容詞」と「名詞」の2種類があることです。
③のcuteは形容詞です。覚えるしかありません。
名詞バージョンも見ておきましょう。
I am a teacher.
(I)=(a teacher)なので、第2文型ですね。Sが(I)でVが(am)でCが(a teacher)です。
この場合、aがついているので名詞ということはすぐにわかります。
復習ついでに第1文型を見ておきましょう。
I am in the garden.
あれ?先生よぉ、これもamで繋がっているから第2文型じゃねえのかよ?と思ったアナタ。
(I)=(the garden)「私は庭です」が成り立ちますか?そもそもinを無視しないでください。復習してください。
④ Mary likes animals.
メアリーは動物が好きです。
先に行っておきます。第3文型は無数にあるのであがくだけ無駄です。
他動詞で、第4、第5文型でなければ第3文型になる。それだけしか言えません。
消去法でしか戦えない、それが第3文型なのです。
しいて言えば、SVOのOが「名詞」だけということくらいか。
だからこそ、「自動詞」と「他動詞」を区別することがめちゃくちゃ大事なのです。
以下の例文は何文型でしょうか?
The old dictionary on the desk is not mine.
もう、投げ出したくなる人が多いのではないでしょうか。
基本に忠実に行きましょう。
僕ならですが、まずは文頭のtheに注目します。theがついているということは、必ず名詞が来るはず(例外もあるけど)。というわけで、名詞が出てくるまで読みます。
The old dictionary
oldは形容詞だし、あ、dictionaryが名詞だったな。というわけでこのカタマリが主語Sになります。文で初めて出てきた名詞(のカタマリ)がSでしたね。
The old dictionary on the desk is
あ、isは明らかにbe動詞だなと。なのでisがVですね。あ?じゃあon the deskは何よ?思い出しましょう。前置詞onは名詞とセットでしか機能しません。つまり、on the deskでカタマリを作ります。「机の上の」なので、どう考えても「机の上の」「その古い本」という形でしょう。つまり、on the deskは、形容詞の働きをするカタマリなのですね。難しいですね。
The old dictionary on the desk is not mine.
もうこの際notは放置です。ただの否定です。最後のmineですが、これは「私のもの」という「代名詞」です。名詞です。はい、というわけで、isのあとに名詞が来たので、これは第2文型です。
「辞書」=「私のもの」という関係性もばっちりです。
次行こう、次。
Tom studied English hard last night.
TomがS、studiedがVであることは言うまでもないことを祈ります。
Englishですが、これは名詞です。一応最後までチェック。まだ第4、5文型かもしれないし。
Tom studied English hard
hardって、あれ?何詞?ってなりませんか?実際、「形容詞」でも「副詞」でもあり得ます。
でもね、今回は「一生懸命に」という「副詞」になります。仮に形容詞ならhard Englishです。あり得ませんけど。
なので、hardはM扱い。「一生懸命に」「勉強する」という「副詞」です。
Tom studied English hard last night.
last nightは「昨晩に」という、2語で「副詞」になる表現です。というわけで、これもMです。Mを答える問題の正答率はとても低いので、しっかり理解しましょう。「昨晩」「勉強した」となるわけですね。
last nightのように、2語で副詞化するものは多数あります。
every Sunday 毎週日曜日に
next week 来週に
など、組み合わせは無数にありますが、共通するのは、時間に関する話というわけですね。
文型、説明がハードすぎてもうヤダ。