※超説明が長いけど、それだけ大事です。※
なによりもまず、文型の構成要素をマスターする必要があります。
文型は5つ。すべての文はこれで解決できます。(日本人的に、ね。)
要素自体はたったの5つ、S V O C (M)。
そして、各々に使える品詞を対応させる必要があります。だから品詞を覚えないと始まりません。
要素 | 説明(例外が一部あります。) | なれる品詞 |
S 主語 | 最初に出てきた名詞。ほぼある。 | 名詞 |
V 動詞 | 動詞だけ。絶対ある。 | 動詞 |
O 目的語 | 3,4,5文型で使われる。 | 名詞 |
C 補語 | 2,5文型で使われる。 | 名詞,形容詞 |
M 修飾語 | 上記以外は全員コイツ。むずい。 | 副詞句、形容詞句 |
① Time flies.
光陰矢の如し。(時が経つの早すぎ)
② My dog sleeps well.
僕の犬はぐっすり眠る。
第1文型は以下の構成であるため、一見簡単です。
S V (M)
しかし、実際はこの問題が一番失点率が高いです。
第2,3文型あたりを勉強すると混乱するのです。やればわかります。
①を見てみてましょう。
Time flies.
【1】まず、名詞を発見します。Timeが名詞ですね。
文で初めて出てきた名詞(のカタマリ)が主語になります。
が、意外とこれが難しいので、訓練してください。
【2】動詞を発見します。三単現が変化しているので、明らかにfliesが動詞ですね。
というわけで、S Vということが分かりました。
このように、Mがないことがあります。
②を見てみましょう。
My dog sleeps well.
【1】名詞は?
Myは「形容詞:私の」(正しくはIの所有格)なので、単独では使えません。
My dogでひとカタマリになります。「私の犬」で、これがS。
【2】動詞は?
これは簡単、sleepsだね。「眠る」。
【3】残りは?
wellが来ました。wellの品詞・・・アレ?ってなりませんか?
ならない人はよく暗記できている。(以下の発展内容も読んでね。)
これは、「副詞」です。訳は「(状態が)よく」。
よく眠る、だと頻度に理解される可能性があるので、ぐっすり、とか深く、が良いでしょう。
では、なぜ「副詞」と判断できるのでしょうか?
ヒントの1つに、第1文型は必ず自動詞になります。
とはいえ、第2文型も自動詞になる。
第2文型の個数は限られているので、それ以外の自動詞だと第1文型になります。
つまり、第1,2文型が理解できて初めて判別可能な訳です。
第1文型は、最後に振り返って理解することをお勧めします。
ちなみに、第1文型の動詞は「移動・存在」をあらわすことが多いとか。
①だと、時間が移動する。②はちょっと違うかな。
その他の例文でいくつか確認。
He is in the garden. 彼は庭にいる。【存在】
【S】Heで確定。
【V】isで確定。isは第1,2文型の可能性あり。
【M】in the gardenを理解することが大事。inは「前置詞」で、必ず後ろに名詞(のカタマリ)を伴います。theは「冠詞」といい、これまた単独では役に立たず、必ず後ろに名詞を伴います。つまり、the gardenが名詞のカタマリになって、in the gardenで「庭に」という副詞句になるのです。副詞は、動詞を修飾するので、isにかけて訳します。まったく同じ表現で形容詞句になることもあるので注意。まあ、この辺はおいおいでいいです。
My cat usually sleeps. 私の猫はだいたい寝ている。
自分で考えてみましょう。わかりますか?
【S】My cat
【V】sleeps ここにusuallyを入れた人いないですか?
【M】では、usuallyは何なの?こいつは副詞です。覚えるしかないです。副詞は、動詞を修飾するので、sleepにかけて訳します。
というわけで、今回はS (M) Vとなったわけです。ああややこしい。
ーーーーー【発展】ーーーーー
ここからは読み飛ばしてよし。
wellについて
wellの品詞は、大体は副詞という理解でよいです。
でもたまに形容詞になります。
形容詞のパターン:第2文型
I feel well. 私は体調が良い。
I feel good. 私は気分が良い。
さらに、well beingで「幸せ」という意味になります。重要表現です。
間投詞:会話で使います。
名詞のパターン(ほぼない):意味は「井戸」。
動詞のパターン(ない):水が湧く。
ーーーー【発展終了】ーーーー