① I know that Nancy is the daughter of the famous actor.
【直訳】私は知っている。ナンシーがその有名な俳優の娘であるということを。
⇒ ナンシーがその有名な俳優の娘であることを私は知っている。
出た。名詞節。名詞節のthat。
こいつが厄介な理由は、thatそのものに、いろんな品詞が存在することや、書かなくてもよいことにある。
じゃあ、初めから書くなや、と思いますが、英語のルール上そうもいきません。
そもそも名詞節が分からないので説明します。
名詞節とは、カタマリで「~なこと」とかで訳し、名詞の代わりになるんだね。
このカタマリは、今まで学んできた従節のことで、「従節であるということ」。
①では、他動詞knowの目的語がthat以下になっているわけだね。
② I hear that Nancy moved to the US.
私はナンシーがアメリカに渡ったと聞いている。(聞いた、の方が自然だけどね)
②と①の何が違うか?それは従節の時制である。従節は過去形なので、今回の訳は従節は「だった」主節は「である」で訳さないといけない。これがまたややこしくて、Key Pont 3で取り扱うことになる。
③ Do you think that she’ll be in a Hollywood movie?
彼女がハリウッド映画に出るだろうとあなたは思いますか?
③もよく間違える。疑問文の作り方である。今後もよく出てくるのでルールを把握しよう。
疑問文に変えていいのは主節だけである。これだけ覚えておこう。
テストに出るとしたら、~を疑問文に書き換えなさい、の一択である。ラッキー。
番外編:think thatの否定文
I don’t think that Paul is right.
私は、ポールは正しくないと思う。
こいつは2重の意味で注意。
1つ目は、否定文にするのも主節だけだということ。
もう1つは、that節の中に否定を入れることは避けるべき、ということである。
(×)I think that Paul isn’t right.
私は、ポールが正しいとは思わない、と訳してもまあ、意味としては同じなのでいいんじゃないでしょうか。厳密には違いがあるかもしれませんが、どうでもいい程度の違いです。
④ I hope (that) you will pass the examination.
私は君が試験に受かることを望んでいる。
⑤ I know (that) your examination went well.
私は君の試験が上手く行ったと知っている。
thatは省略しても良いぞ、というだけの話。
英作文で書くときは、ミスを避けるために書くようにしましょう。
⑥ I know (that) Mike is listening to Korean pop music.
私はマイクがKポップを聞いていると知っている。
⑦ I knew (that) Mike was listeing to Korean pop music.
私はマイクがKポップを聞いていると知っていた。
(×)私はマイクがKポップを聞いていたと知っていた。 ← 別の時制になる。
⑧ I think (that) he will got to the concert.
私は、彼がそのコンサートに行くだろうと思う。
⑨ I thought (that) he would go to the concert.
私は、彼がそのコンサートに行くだろうと思った。
(×)私は、彼がそのコンサートに行っただろうと思った。 ← 別の時制
さあ、最後にとんでもなく難しいのが来ました。時制っていうのは厄介でね、⑦と⑨の訳が気持ち悪くない?
⑦は、ついつい(×)の訳し方をしたくなるよね。
だけど英語では、時制の扱いに超うるさいので、正しくないのね。(×)は大過去という時制を使うことになるね。
ちょっと時制について語ってみようね。
[1] 主節:現在 従節:現在 訳:~だと知っている。
┏ ここから見て
---過去ーーー現在ーー
┗ ここのこと
[2] 主節:現在 従節:過去 訳:~だったと知っている。
┏ ここから見て
---過去ーーー現在ーー
┗ ここのこと
[3] 主節:過去 従節:過去 訳:~だと知っていた。
┏ ここから見て
---過去ーーー現在ーー
┗ ここのこと
[4] 主節:過去 従節:大過去 訳:~だったと知っていた。
┏ ここから見て
---過去ーーー現在ーー
┗ ここのこと
ちなみに、大過去はhad + 過去分詞で表しますが、それはまた先の話・・・